抗凝固薬ヘパリン置換症例における大腸polypectomy後出血の検討

疫学(臨床)研究実施についてのお知らせ

大阪市立大学大学院医学研究科
消化器内科学

研究課題名

抗凝固薬ヘパリン置換症例における大腸polypectomy後出血の検討

研究期間

倫理委員会承認後 ~ 2017年12月31日

研究の意義・目的

抗凝固薬の一つであるワルファリンは、血栓塞栓症 (静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症等) の治療及び予防を目的として広く使用されています。大腸ポリープに対する内視鏡的摘除術では後出血が0.9-7%に生じますが、抗凝固薬を内服している症例では後出血率が10%程度増加すると報告されています。一方で、抗凝固薬を中断することにより血栓症のリスクは3%程度まで増加するとされています。そのため、日本消化器内視鏡学会 (JGES) から発行されている抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドラインにおいて、抗凝固薬服用者は抗凝固薬を中断しヘパリンと置換して内視鏡処置を行うことが推奨されています。米国内視鏡学会 (ASGE) のガイドラインでも、抗凝固薬服用中の症例はヘパリン置換を推奨されており,現時点での標準治療法です。JGESのガイドラインでは、抗血栓薬を内服している症例に上下部消化管内視鏡検査を行う際にヘパリン置換をしたところ、偶発症なく施行できたとするケースシリーズの報告結果をもとにしています。ヘパリン置換の安全性は十分に検討されておりません。今回、抗凝固剤ヘパリン置換症例における大腸polypectomy後出血率を明らかにし、ヘパリン置換の安全性を検討します。

研究の方法

2013年1月から2015年9月に当院でpolypectomyを施行したのべ1041例を対象としました。後出血を、術後30日以内に内視鏡的止血術を必要とし、治療の前後でHb 2 g/dl 以上の低下あるいは顕性の出血を認めたもので、多少、 便に血が混じる程度の少量の出血は、これに含めないと定義しました。ヘパリン置換症例における大腸polypectomy後出血率の検討を行います。

研究組織

研究代表者
永見康明

本研究に関する問い合わせ先

研究責任者  永見康明
住所 545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3
電話 06-6645-2316、17
FAX 06-6645-3813
E-mail  gi-endoscopy@med.osaka-cu.ac.jp

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