早期胃癌ESD後ヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有用性の検討

疫学(臨床)研究実施についてのお知らせ

大阪市立大学大学院医学研究科
消化器内科学

研究課題名

早期胃癌ESD後ヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有用性の検討

研究期間

倫理委員会承認後 ~ 2018年12月31日

研究の意義・目的

ヘリコバクター・ピロリ菌の感染が胃がんの原因であることが解明され、早期胃がんの内視鏡切除後にピロリ菌の除菌を行うことが、胃がんのガイドラインでも推奨されています。早期胃がんの内視鏡治療後のピロリ菌の除菌治療は、異時性胃がん(治療部位と別の部位に新たに発生するがん)の発生を減少させると報告されています。一方で、近年、長期間観察すると異時性胃がん発生のリスクを減少しないとの報告もあり、現在のところ、その効果については議論の余地があります。このため、初発の早期胃がんに対して、内視鏡的粘膜下層剥離術 (ESD: endoscopic submucosal dissection)を行い、かつピロリ菌に感染している方を対象として、内視鏡治療後のピロリ菌の除菌療法が異時性胃がんの再発に対して効果があるかどうかを明らかにすることを目的とし研究を行います。早期胃がんの内視鏡治療後に、再発予防としてピロリ菌の除菌を行ったとしても、再発の心配がなくなるわけではないため、現状では定期的な内視鏡検査が必要であり、今後増えると考えられるピロリ菌の除菌後の胃がんも含め、胃がん撲滅にむけての一助となりうると考えます。

研究の方法

当院でこれまでに胃のESDを行った早期胃がんの患者さんを対象とし、データベースおよび電子カルテの受診歴からデータを収集し、必要に応じて患者さん本人に電話連絡をさせていただき調査を行います。ピロリ菌の除菌の成功した患者さんと、ピロリ菌の感染が持続している患者さんの2つグループの比較検討を行います。今回はより精度の高い検討を行うために傾向スコアという統計学的方法を使用して検討を行います。

研究組織

研究代表者
永見康明

本研究に関する問い合わせ先

研究責任者  永見康明
住所 545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3
電話 06-6645-2316、17
FAX 06-6645-3813
E-mail  gi-endoscopy@med.osaka-cu.ac.jp

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