OGIB

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上部および下部消化管内視鏡検査を行っても原因不明の消化管出血をobscure gastrointestinal bleeding (OGIB) といいます。このうち再発または持続する下血や血便などの可視的出血を伴うものを顕在性消化管出血 (overt OGIB)、目に見える明らかな出血ではないが消化管からの出血が疑われるものを潜在性消化管出血 (occult OGIB) といいます。近年カプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡の出現によって、小腸の内視鏡観察が可能になりました。Overt OGIBが持続する場合やoccult OGIBに対してはカプセル内視鏡が出血部位の同定に有用であり、overt OGIBが止まってしまった場合でも可及的速やかにカプセル内視鏡を行うことが望ましいとされています。またダブルバルーン内視鏡では生検やマーキングの他、焼灼術やクリッピングなどの内視鏡処置が可能です。また内視鏡的に止血困難な場合でも、小腸内視鏡で出血病変を同定してから血管内治療や局所手術につなげることが可能になりました。

我々は現在OGIBに対するカプセル内視鏡の有所見率に影響を与える因子や抗血栓薬とカプセル内視鏡検査の有所見率の関係について研究しています。さらに出血病変が同定できないOGIBに対する、ダブルバルーン内視鏡検査とカプセル内視鏡による再検の有用性についての研究も行っています。

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