炎症性腸疾患

炎症性腸疾患

炎症性腸疾患には潰瘍性大腸炎、クローン病があり、どちらも「難病の患者に対する医療等に関する法律」における指定難病です。本邦において患者数は年々増加傾向にあり稀な疾患ではなくなってきています。当科では患者数が非常に少ない頃から炎症性腸疾患の研究、診療に取り組んでおり、国内でも主要な炎症性腸疾患の研究施設として認知されてきた歴史があります。

炎症性腸疾患の病因、病態には遺伝的素因、環境因子、免疫異常などが関与していると考えられていますが、未解明な点が多くあります。当科では炎症性腸疾患における病因、病態を解明するべく、免疫担当細胞の機能や小胞体ストレスに対する自然免疫応答などに注目して基礎研究を行っています。

炎症性腸疾患に対する治療では、5アミノサリチル酸製剤、副腎皮質ステロイド製剤、生物学的製剤、免疫調整剤などの薬物治療だけでなく、血球成分除去療法、狭窄病変に対する内視鏡的治療などにも積極的に取り組んでいます。また、難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班における多施設共同研究にも参加しています。今後も新たな生物学的製剤の登場や患者数の増加に伴い専門医の需要が高まると考えられ、当科では炎症性腸疾患診療のスペシャリスト育成にも取り組んでいきます。

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