機能性消化管疾患

機能性消化管疾患

機能性消化管疾患 (Functional gastrointestinal disorders; FGIDs) とは、諸検査で器質的な異常がないにもかかわらず、慢性再発性に胃もたれ、腹痛などの消化管症状を呈する状態で、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群に代表される疾患です。臨床面では、各種検査、質問票を用いた客観的な症状の把握、鑑別診断に努め、本邦のガイドラインおよび欧米のRome Ⅳ診断基準を用いた最新の知見に基づくきめ細かな診断治療を行います。研究面では脳腸相関を主要テーマとし、臨床研究として機能性ディスペプシアと脳内セロトニントランスポーター、自律神経失調、完璧主義などの心理社会的因子、グリア細胞由来神経影響因子等の消化管神経システムとの関連性などを報告してきました。基礎研究では、ストレスや薬剤による胃排出能障害、大腸運動亢進、腸粘膜透過性亢進等の消化管機能障害機序の解明を目指し、臨床での疑問点を解決する手掛かりとなる研究テーマに取り組んでいます。

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